四国道徳ラボ2026 第1回研修会(香川会場)を開催しました

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当日の開催案内はこちらからご覧いただけます。

地域に根ざした道徳教育を考える

2026年5月9日(土)、香川大学教育学部において、「四国道徳ラボ2026 第1回研修会(香川会場)」を開催しました。

今回のテーマは、「地域に根ざした道徳教育の創造 ~四国におけるふるさと教材の開発と活用~」。四国各県から道徳教育に関心をもつ先生方が集まり、ふるさと教材のもつ可能性について学び合いました。

「香川県独立の父 中野武営」の模擬授業

前半は、元香道研会長の宮井優寿先生による講話・模擬授業「香川県独立の父 中野武営」です。

地域にゆかりのある人物を教材として取り上げながら、地域教材を通して子どもたちに何を考えさせるのか、どのように教材と向き合うのかについて、模擬授業を通して考えました。 

四国各県のふるさと教材から学ぶ

後半は、愛媛県・高知県・徳島県から、それぞれの地域に根ざした教材や取組について発表が行われました。

愛媛県からは、小島啓明先生(宇和島市立鶴島小学校)より「地域教材でも大切にしたいこと―愛媛県の読み物教材をもとに考える―」、高知県からは、井上一志先生(香美市立舟入小学校)・島内聖司先生(大豊町立大豊学園)より「郷土や伝統を愛する心を育むために」、徳島県からは、西山伸二先生(小松島市立小松島中学校)より「『徳島県版 私たちの道徳―ふるさと教材』先人の思いを受け継ぐ」と題して、それぞれの地域での取組が紹介されました。 

四国という一つの地域の中でも、ふるさと教材の開発や活用にはさまざまなアプローチがあります。県域を越えて実践を共有することで、自分たちの地域の教材や道徳教育を改めて捉え直す機会となりました。

参加者の声

参加者からは、ふるさと教材について、これまで「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」を学ぶ際に活用するものというイメージがあったものの、教材にはさまざまな道徳的価値との関連があり、ねらいによって多様な活用ができることに気付いたという感想が寄せられました。

また、愛媛県の身近な題材を自分事として考えるための工夫、高知県の家庭とともに道徳性を育む取組、徳島県の地域の思いを受け継ぎ伝える教材開発など、四国各県の実践から新たな視点を得たという声もありました。

宮井先生の模擬授業についても、地域や県について知ることによって、子どもたちが教材をより身近なものとして考えられることや、「子どもたちにどのような力をつけたいのか、どのような思いをもってもらいたいのか」を明確にして教材や発問、振り返りを工夫することの大切さを改めて考える機会になったという感想が寄せられました。

四国道徳ラボでは、これからも四国各県の実践や人をつなぎながら、地域に根ざした道徳教育について、ともに学び、考える場をつくっていきます。

主催:香川大学教職大学院
共催:香川大学道徳教育研究会
協力:公益財団法人上廣倫理財団